蒲鉾工場に勤めるぼくが巻き込まれるのは奇っ怪な事件ばかり。<br />怪物化した蒲鉾に社員が誘拐されたり、食べられちゃったり……。<br />特殊事件調査検討解決係の一員として、係長に危険な任務を押しつけられる毎日だ。<br />ちょっと生意気な小学生「レイコちゃん」との冒険が、ぼくをさらに不思議な世界へと運んで行く――。<br />奇妙でどこか滑稽でなんだか怖く、なぜだか懐かしい、SF大賞作家が贈る大人のためのファンタジー。<br />