「ドライ・ジンのような小説を書きたいと思った。<br />スコッチのようなミステリーでもない。<br />バーボンのようなハードボイルドでもない。<br />ドライ・ジンのようなアクション小説。<br />正確にいえば、ドライ・ジンでつくったジン・トニックのような物語(ストーリー)」(「あとがき」より)ロス、カリブ、ハワイ、グアム……、強敵との一期一会の勝負を求める青年ギャンブラーの旅!(『プール・バーで待っている』改題)