甲府城の金蔵から50両を奪い逐電した本田多十朗を討つため、柴新九郎は黒川金山・奥之瀬に向かった。<br />奥之瀬に辿り着くや、新九郎への討手が現れる。<br />そして、衝撃の事実が判明した。<br />密命は、勤番支配の奸計だったのだ。<br />捕縛を免れた新九郎は、江戸に舞い戻り、勤番支配の謀略を暴く! 自らの出生に煩悶し続けた外道・新九郎の「旅路の果て」は――。<br />シリーズ堂々完結!!