大工の末吉は東京・本郷のお屋敷を修理の折り、裏庭の離屋の中から嬌声を聞いた。<br />そっと覗くと、女が全裸でのけぞり肌を掻きむしっていた。<br />名前はよね。<br />飢えた二人は激しく重なる。<br />よねは背に腕に焼け火箸で末吉の妻と刻み、手足の指を刃物で落とさせて陶酔。<br />六つの異常な記録と実例を、男女の業として掘り下げた渾身作!