中川凛、29歳。<br />葉山で気ままなヨット暮らしを送る敏腕広告ディレクターだ。<br />新たな仕事で対決することになったのは、米大統領選キャンペーンを陰で仕切ったと噂される大物だった。<br />勝負は、女性100人の投票で決める「公開プレゼン」。<br />凛がヒントにしたのは、結婚に悩む友人のひと言だった――。<br />迷いながらも真っすぐに生きるすべての人たちにエールを送る、大人の青春小説。<br />