札幌のホテルで、美貌の女流画家が殺害された。<br />被害者の周辺を捜査するうちに、容疑者として一人の人物が浮かび上がった。<br />しかし彼には完璧なアリバイが。<br />ルポライター・浦上伸介は、巧妙に偽装された容疑者の足取りを見事に暴くが、問題は凶器の所在だった。<br />犯行に使われたその凶器には、絶対の不在証明があったのだ……。<br />旅情&アリバイ崩しの傑作小説!