総武線で隣を並走する電車に乗っていた、自分に瓜二つの男。<br />後日その男と再会した俺は、気づけば犯罪者にさせられていた。<br />顔が同じことを利用して周到に仕組まれたらしい冤罪。<br />あいつはいったい誰だ? なぜこんなことを? 日常を突然奪われた俺の、必死の逃走劇が始まった。<br />自分から過去から警察から、逃げて逃げて逃げまくれ。<br />疾走する新感覚のエンタメ小説。<br />