「エレキテルで昏睡状態になっていた男が、消え失せた!?」江戸後期の大坂。<br />蘭学者・曇斎先生こと橋本宗吉の元には、摩訶不思議な事件ばかりが持ち込まれる。<br />寺子屋の若き師匠・箕四郎と美少女・真知を助手役に、曇斎は奇々怪々な事件を鮮やかに解き明かしてゆく――。<br />次々に飛び出す魅力的な謎に奇想天外な仕掛け。<br />本格推理の真打ち・芦辺拓、初の捕物帖!