悦楽の街マカオ。<br />小説家は束(つか)の間の自由な時間を楽しんでいた。<br />カジノで大勝している時、日本語で声をかけてきた美しい中国人の少女。<br />娼婦を買ったことなど一度もなかった彼は、魅入(みい)られたようにホテルへと連れ帰ってしまう。<br />それは、甘美な地獄への入口だったのか――。<br />30歳も年下の少女との蜜月の先に待っていた運命とは? 異端の純愛を描いた、究極の恋愛小説。<br />