三田証券の専務・赤沢辰男が殺されてから16年が経った。<br />当時部下だった清松桂一による、金絡みの怨恨による犯行だった。<br />だが、その後犯人は姿を消す。<br />警視庁本部・巡査部長の木日向庸介は「時効捜査官」の特命を受け、捜査に乗り出す。<br />刻々と迫る時効日。<br />隠れる犯人。<br />緊迫した攻防のなか、新たな殺人事件と意外な新事実が。<br />手に汗握る迫真のハード・サスペンス!