〈二十六歳で自ら命を絶った、天才童謡詩人・金子みすゞ〉 素人探偵・一尺屋(いっしゃくや)遙(はるか)の友人で作家の八追(やおい)純平は、金子みすゞの取材で山口県の仙崎を訪れた。<br />だが、彼を待ち受けていたのは、顔を切り刻まれた死体や水槽状態になったホテルの一室に浮かぶ女の死体だった。<br />事件を解く鍵は二十年前に起きた悲惨な事故。<br />満を持して登場した一尺屋が、真相に挑む。<br />長編恐怖ミステリー。<br />