夫の浮気に気づいた勅使河原妃南子は、その相手・冴島公理子のところに乗り込んでいった。<br />だが、逆に、公理子と、そこにいた夫の公彦に玩ばれ、性の悦びを教えられてしまう……(「夫婦輪舞曲」より)。<br />コギャルから熟女まで──女たちは愛と性と暴力の狭間に生き続ける……。<br />異色作家が、綿密な取材を元に、現代を交錯する男女の生態を描ききった傑作官能小説!