人気者だった親友の洋輔が転校してから、宏伸の毎日は冴えない感じだ。<br />特にやりたいこともなく、クラブ活動の写真部でも、部長からしかられてばかり。<br />そんなある日、祖父の古道具屋で、大砲みたいにごつい不思議なカメラに出合う。<br />世界一長い写真が撮れるカメラって!? その日から、宏伸の日常がきらめき始める。<br />ワクワクして胸にジンとくる、青春小説の新たな傑作!