入院中の長男を見舞う絹子。<br />その姿を竹林の中から見つめるどくろが一つ。<br />どこからともなく聞き覚えのある歌が流れ、絹子の記憶の底から、あの男の言葉が甦る……。<br />(「骨」) 死んだはずの昔の女。<br />突然、蒸発した学生時代の友人……。<br />短編の第一人者が描く一文字題名の摩訶不思議な世界。<br />あなたはもうこの恐怖から逃げられない。<br />なるべく夜に読んでください。<br />