湘南葉山で生まれ育った沢村航太郎は大学卒業後、亡父が遺した一隻の釣り船でかつての船頭ガモさんとともに釣り船屋を再開した。<br />ある早朝、森戸の浜で背中に包丁が刺さった男の死体が発見された。<br />包丁の柄には〈ガモ〉の文字。<br />そして、死体脇の湿った砂には、被害者が書いたと思われる謎の欧文が…!? 爽快喜多嶋ワールドにミステリーが融合した新境地第二弾!