おれは26歳、強靭な肉体を誇る。<br />ある夜、絶世の美女に迫られ、男の液を放つ。<br />「夢精した」と気付くと、おれは棚の天女像を見上げた。<br />股間が汚れている。<br />『日本霊異記』に同じ話があるので、驚いた。<br />棚の一方には誰かの髑髏がある。<br />おれは愛液で、それを磨き、供養したつもりだ。<br />が、不思議な現象が次々と……。<br />他に会心作を満載。<br />