小さなまちで、男の目を引くからだを持て余しつつ大人になった地味な性格のアカリ。<br />静かな生活を送りたくて大きな街に引っ越し、美容関係の仕事を見つけた。<br />しかし、親友、奇妙な客、奇妙な彼氏との交流が彼女の心の殻を壊していく――。<br />読む者の心をからめとる、あやうくて繊細でどこか気になる一人の女性の物語。<br />『田村はまだか』に続く珠玉の一冊!