極秘訓練中の自衛隊機が、南アルプス山中に墜落した。<br />付近には廃村同様の集落‘風巣(ふうす)’しかない。<br />自衛隊はこの事故を公表せず、密かに精鋭のレインジャー部隊を送りこんだ。<br />目的は機体の撤収と全村虐殺である。<br />その黒い陰謀に気づいた民宿経営者・反町は、恋人と村を守るべく、武器もなく立ち向かった! 自衛隊の持つ、もう一つの顔を暴く、政治小説(ポリティカル・フィクション)問題作。<br />