ほおずき市の夜、老舗料亭の一室で男の変死体が発見された。<br />現場は密室に近い状態で、そこになぜか赤ベコが。<br />捜査が難航するなか、また殺人が発生、そこにも赤ベコが。<br />そして、その後も連続して起こる殺人。<br />捜査にあたる西浅草署の刑事・高杉順平(たかすぎじゅんぺい)を翻弄し続ける真犯人は意外な人物だった――。<br />当代屈指の人気時代小説作家の名作警察小説シリーズ第2弾、待望の文庫化。<br />(『闇を撃つ刑事』改題)