一匹狼の空輸(フェリー)パイロット、天藤謙は、オーストラリアから名古屋までの小型双発機の空輸を請け負った。<br /> ところが、出発地ではセスナ機が怪飛行物体と遭遇するという事件が起きていた。<br />真相が解明されないまま、天藤は単身「謎の空域」に飛び出していった……。<br /> 自らも操縦棹を握る著者が放つ傑作航空ミステリー!