漢学者・頼春水の一人息子・久太郎(山陽)は、青雲の志に燃えて江戸にやってきた。<br />だが、多くの学者や文人と出会い、彼は学問への疑問を抱き始める……。<br />苦悩と放蕩に満ちた若き日の頼山陽を生き生きと描く快作!(『雲か山か―若き日の頼山陽』改題)