北陸の田舎町の高校生・俊晴は、物理教師・日暮の策略で人力飛行機同好会に入れられてしまった。<br />部員たった3名の弱小団体。<br />いやいや活動を始めた俊晴だが、やがて自力で空を飛ぶ魅力に目覚めていく。<br />一方、中央では熱狂的な支持を集める強硬派の総理の下、戦争が足元に迫っていた。<br />頻発するテロ、そして――。<br />熱い青春小説にしてリアルな予言性に満ちた圧倒的傑作!