仇敵・高波六歌仙を追い、紅雀は上方へ向かっていた。<br />大井川を渡り宮宿を越え、立ちはだかる一味を次々と始末してゆく。<br />その道中、初めて心を許せる存在に出会うのだが……。<br />さらに、謎の虚無僧が紅雀に告げた驚くべき事実。<br />六歌仙の頭領だった軍兵衛が、高崎藩の要職に就いているというのだ。<br />家族が殺された裏には、何者かの謀略があるのか!? 決戦の場は京都!