小町娘と評判の舞は『東海道中膝栗毛』の作者・十返舎一九の娘。<br />酒びたりで奇行ばかりの父、押しかけ弟子の今井尚武、葛飾北斎の娘・お栄など、いつも奇人変人たちが巻き起こす騒動の後始末ばかり。<br />恋を邪魔され縁談は壊され、二十歳になった舞は焦り気味。<br />だが、居候の今井尚武ともいい感じになってきて……。<br />ユーモアと人情たっぷりに描く時代連作集、第二弾!