借金に追われ、見知らぬ町に逃げ込んだ笠井武。<br />無人の寺に泊まり迎えた翌朝、やって来た老人たちはなぜか彼を新しい住職と勘違い。<br />寂れた商店街で夢も希望もなく生きる町の住民は、誰しもがポックリ逝かせてくれと請い願う。<br />戸惑う笠井だったが、彼らと生活を共にするなかで、何気なく口にした思いつきが波紋を呼び……。<br />一気読み必至の痛快エンタテインメント!