青年医師の望月慎介が心に秘める、父の新しい妻への想い。<br />しかしその父は急逝し、残された妻ルナは、事故で半身が不自由な身となっていた。<br />彼女に尽くす日々の中、さらにつのる想い。<br />抑えきれない渇望に、彼はルナの面影を持つ女を探し求め、狩り始めた。<br />拉致、そして飼育――。<br />屋敷の閉ざされた部屋で、女たちの声なき悲鳴が闇に溶ける。<br />異形の愛を描く戦慄の書。<br />