「SD」特殊部門として組織された即応班は、公安部局の中では「体制の犬たち」と揶揄されていた――。<br />捜査一課特殊部隊を辞職し、SDに加わった木谷赫音は、名うての狙撃手の娘だった。<br />フィリピンの天然ガスの洋上プラントがテロリストに襲撃され、日本の経産大臣が人質として囚われた。<br />赫音は仲間とともに決死の戦いに挑む。<br />著者渾身の「狙撃手シリーズ」新展開!