42歳の有馬仙太郎は、製薬会社の営業マン。<br />別れた妻に払う養育費の捻出に四苦八苦していた。<br />ある晩、浅草での接待の後、観音裏の一杯呑み屋・金魚に立ち寄った。<br />その店で、仙太郎は不思議な体験をする。<br />便所を出ると、カウンターには若かりし日の父親が――。<br />過去と現在を行き来し、仙太郎は競馬で一攫千金を狙う! 疲弊したサラリーマンの鬱憤を晴らす爽快作!