上司との軋轢から銀行を辞めた池澤に、かつて後輩だったという女性から届いたメール。<br />しかし、池澤には香川佐和子と名乗るその女性の記憶はなかった。<br />美しい娘とともに現れた佐和子との背徳的なセックス。<br />人生の日暮れに待っていた「肉体の罠」が、池澤の人生を少しずつ狂わせていく。<br />人間の弱さとは何か。<br />ページをめくる手が止まらない、官能サスペンスの傑作!