田中修司、49歳。<br />「バブル入社組」と言われ、上司からは翻弄され、部下からは突き上げられる。<br />家庭の実権は妻にあって、それでいいと思っているけれど、なかなかどうして大変だ。<br />ある日、徳市じいさんが死んだと聞き、幼なじみの和彦、達也と集まると、あの頃の記憶が蘇る。<br />ただひたすら楽しかった思い出――。<br />今を生き抜く「元・男子」に贈る人生の応援歌。<br />