僕は君原樹来、小学校6年生。<br />将来の夢は推理小説作家。<br />作品の題材になるような難事件の話を聞きたくて、元刑事のじいじの家に遊びに来た。<br />そうしたら交換殺人や密室、ダイイングメッセージとかすごい謎ばかりで期待は的中! でもね、じいじ。<br />その解決、僕はそんなことじゃないと思うんだけどなあ。<br />可愛らしい名探偵の姿を通じて、本格ミステリーの粋を尽くした魅惑の短編集。<br />