駿河国江崎藩の隠目付を務める船宿の亭主、海野洋之介。<br />いつものように釣り糸を垂れていると、眼前で斬り合いが。<br />劣勢な少年と少女に加勢して二人を救うが、その二人は洋之介と同じ藩の勘定奉行の子供で、殺された父の敵を討つために江戸入りをしたのだった。<br />洋之介は二人に敵討ちのため剣術を教えるのだが……。<br />迫力の剣戟と、人の情に涙が零れるシリーズ第五弾。<br />