吉原の妓楼から依頼を受け、客から借金を取り立てる始末屋「だるま屋」。<br />そこで働く直次郎は、大見世「丁字屋」の花魁・真鶴から名指しで依頼を受ける。<br />真鶴の妹分である花菊の首を絞めて逃げた男を探し出し、百両を取り立ててほしいと言う。<br />直次郎の胸に、吉原で命を落とした妹の最期が浮かびあがる――。<br />逃げた男の正体は!? そして、花魁の秘めたる思いとは!?