汐崎藩御刀番頭の左京之介は、左家にまつわる名刀「小夜左文字」が盗まれたことを知らされる。<br />一方、汐崎藩主堀田家憲には縁談が舞い込む。<br />藩主から縁談相手の松代藩真田家を探るように命じられ、京之介が調べ始めると、そこに小夜左文字の存在が浮かび上がる。<br />小夜左文字を盗んだ者の思惑とは――。<br />迫力の戦闘シーンと胸に迫る若殿の恋。<br />充実のシリーズ第十弾。<br />