僕らの隣には、いつもチョコレートがあった――母子家庭で育った聖太郎と、大宮製菓の御曹司・光博。<br />ふたりは共通の趣味であるお菓子作りを通して親友となるが、些細な出来事をきっかけに疎遠となってしまう。<br />月日は流れ、大人になったふたりは、それぞれの道を歩み出し、聖太郎はショコラティエとして類い稀なる才能を発揮していくが……。<br />神戸を舞台に描く、ちょっぴり甘くてほろ苦い成長ストーリー。<br />