俺はまだ終わっちゃいねえ! 江戸時代初期、一気に膨張する江戸の町に食糧危機が迫っていた。<br />必要なのは物流革命の切り札「千石船」――瀬戸内で三代の名匠と知られた船大工の父子が命懸けで船造りに挑むが、海は凄まじい力でその挑戦を打ち砕く。<br />男たちの船は出るのか!? 息子も居場所も仕事の誇りもすべてを失い、老いにどん底まで追い詰められた男が逆襲する! 感動必至。<br />魂を込めた渾身の長編時代小説。<br />