新右衛門は「馬律流」という武術を伝える紗六家の当主。<br />その紗六家の長屋に「唯力舎」を構える一瀬唯力は、経営指南を生業としている。<br />窮之のどん底にあった紗六家の立て直しを唯力が指南する代わりに、新右衛門をはじめ、馬律流手練れの又三、用心棒稼業の助次郎、元幇間の四平など、曲者ぞろいながら才ある者たちが「唯力舎」を手伝うことになる。<br />注目作家が放つ、知恵と勇気でまっしぐら、青春時代小説!