イラストレーターの有村文子(39)は、終末期の在宅医療専門医である姉・美香子(44)から母の仁子(69)が乳がんを患っていることを知らされる。<br />自由奔放な仁子は、スピリチュアルに傾倒し、標準治療を「つまらないから」とやめ、すごい乳酸菌と拝み屋の力で乗り切ろうとするが……母らしく‘死’を迎えられるよう、仁子の子供たちとそのまわりの人々が奮闘する姿を描く、リアルな‘家族の看取り’の物語。<br />