大学の仲間たちと自主制作映画を撮る七沢。<br />ある日、イタリアの蚤の市で買ったナイフを使っているとガボーニと名乗る霊が現れ、「このナイフで殺した命は、16時32分に生き返る」と言い、姿を消した。<br />半信半疑の七沢だったが、ナイフを使って殺した蠅が、翌日の16時32分に蘇生するのを目の当たりにする。<br />七沢はナイフの力を使い、緻密な‘殺人’を繰り返すが……。<br />予測不能な結末が待ち受ける、ノワール・ミステリの新境地!