とあるきっかけで、同級生の本好き美少女エミールが気になって仕方がないユッキー。<br />彼女の気を惹きたいのと、ひとりでは手に余るのとで、おそるおそる、声をかけた。<br />「ダイイングメッセージって判る? 相談に乗ってもらえないかなあ、と思って」ふたりは、失われた事件の道筋を辿りなおして、真相に到達することができるのか? 記憶違いと忘却で、こんがらがった謎をほぐします。<br />追憶と慕情の本格ミステリー。<br />