2年前、源次はやくざと博打(ばくち)のいざこざから江戸を離れた。<br />岡っ引きだった父親の病死で、急遽(きゅうきょ)江戸に戻った彼の前に妹の絞殺体が!? 手掛かりは妹の遺(のこ)した白狐の面。<br />源次は元同心・神子孫七(かみこまごしち)とともに下手人を追う中で、妹に前後して起きた2件の娘殺しを知る。<br />そこにはまたしても妖しい白狐の面が……。<br />俊英が大胆な物語展開(ストーリー)で市井(しせい)の謎を解く。<br />