二十年前、ある事故をきっかけに恋人の雅子と別れた正春。<br />母の危篤の知らせを受け、久しぶりに京都に降り立った正春は、思い出の松ヶ崎疎水を訪れ……。<br />(表題作) おばあちゃんは詐欺師だった。<br />おばあちゃんとの生活はずっと続くと思っていたけれど……。<br />(第69回日本推理作家協会賞短編部門受賞「おばあちゃんといっしょ」) 京都の名所が数多く登場する傑作ミステリ短編集。<br />(『桜疎水』改題)