鹿児島県警の元刑事・古賀正之の元に一本の電話が入る。<br />息子の武が消息を絶ったという。<br />武は警視庁組織犯罪対策部の刑事だが、なぜ? 妻の心配を受け、正之は東京に向かう。<br />武の失踪に関わって浮かび上がってきたのが、日本一の武闘派組織「桐生連合」の名だった。<br />慣れない東京で元刑事の不器用な「捜査」が始まった――。<br />号泣必至のラストが待つ著者渾身の力作。<br />