編集長・和田は、六道珍皇寺の井戸に消えた編集者・佐伯を追い京都に来た。<br />一方、十津川警部はある討論会で、京都もアメリカの原爆投下目標だったと知る。<br />佐伯の事件を追って京都に来た十津川は、謎のトンネルであの世とつながっている証拠を見つける。<br />しかし十津川はある疑問を抱く――。<br />京都を知り尽くした著者が、京都と戦争、京都人の本質をテーマに、幻想的な手法で挑んだ、意欲的エンターテインメント!