部下の矢崎と莫市に入り込んでしまった翌日から、島本には次々と幸運が舞い込んできた。<br />そんなある日、家に帰ると自宅の前に元カノののぞみが座り込んでいて――（「ぞぞのむこ」）。<br />奇妙な町・莫市に関わってしまった人々が、ふとしたことから怪異と不条理に飲み込まれる。<br />第10回小説宝石新人賞受賞作を含む、奇想あふれるホラー短編集！！
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