山岳ガイドの得丸志郎は、白馬岳で大学山岳部の同期・池谷博史と再会した。<br />卒業後、警視庁の公安刑事となった池谷は、久しぶりの山でだいぶバテている。<br />山頂まで一緒に登ることにしたが、ペースは上がらない。<br />下山が遅れそうだと麓に電話を入れる得丸に、池谷が拳銃を突きつけた――!! 友情、ライバル、極限の決死行。<br />著者の新境地となる傑作山岳冒険小説!