「日光奉行所の武芸について検分して参れ」。<br />公儀武芸帖編纂所頭取の新宮鷹之介は、支配役の若年寄・京極周防守から将軍の命を伝えられた。<br />将軍家斉の気遣いに感謝しつつ鷹之介は、ご褒美旅で土産話でも持って帰ろうと、役儀で初めての旅に出た。<br />奉行所の視察を終え、帰り旅の途中鷹之介は思わぬ騒動に巻き込まれることに――。<br />濃厚で読み応え抜群の、シリーズ第七弾。<br />