雑誌の取材で大分の姫島に向かう空港で浅見光彦は、何度か一緒に仕事をしたカメラマン、浦本智文に会った。<br />彼は射爆場問題に揺れる日出生台に行くという。<br />無事に取材を終えて東京に戻っていた浅見に、姫島滞在時に絡んできた男が殺されたという連絡が入る。<br />事件の捜査は遅々として進まない様子だったが、突然、浦本が「会いたい」と連絡をしてきた――。<br />