警視庁刑事部捜査一課殺人班捜査第十一係姫川班。<br />事件がなければ休日も待機もシフトどおりに取れるのだが、そううまくはいかない。<br />各署に立てられた特捜本部に入ることもあれば、人手が足りない所轄の応援に回ることもある。<br />激務の中、事件に挑み続ける姫川玲子の集中力と行動が、解決の糸口をたぐり寄せる――。<br />姫川班の刑事たちに加え、玲子と因縁のある東京地検の武見も登場する、ファンにはたまらない、シリーズ3冊目の短編集