奢侈禁止令に苦しむ江戸に吉報が。<br />締め付けの急先鋒、妖怪奉行鳥居耀蔵の行方が知れないというのだ。<br />鬼の居ぬ間にと浮き立つ町に、盗賊・黄金党が小判を振る舞い、人々は明るさを取り戻したように思えた。<br />しかし、その小判は贋金! 闇御庭番・菅沼外記らは贋金探索の密命を受け、怪しい黄金党の正体を探るが――。<br />鳥居の行方が絡む騙し合いの果て、最後に笑うのは、何奴だ。<br />